画像解析技術を利用した流量観測システム
(NETIS登録番号：QS-180042-A) 画像解析技術を活用して水位・流速を自動計測することで、
安全かつ確実に河川流量データを取得でき、河川の基礎データの蓄積や管理に役立ちます。

• 安全かつ確実なデータ取得が可能
  カメラ映像の利用により非接触で観測でき、安全かつ確実に流量データを取得することができます。
• ピーク流量を逃さず記録
  カメラ映像による自動観測を行うことで、流量ピーク時の観測を逃さず記録することができます。
• リアルタイムでの計測が可能
  水位・流速・流量がリアルタイムで観測できるため省人化が可能となり、コスト縮減が図れます。

構造物や水面位置の反射光の明るさ(輝度)の違いから水面位置をリアルタイムで検出します。

■輝度による水面抽出の仕組み

• カメラ映像内に水位計測範囲枠を設定
• 画像から枠内の標高別の平均輝度(明るさ)を算出
• 構造物側面で特徴的な輝度変化がみられる位置を水面境界として認識し水位を算出

画像解析STIV^※2を利用し、検査線上の画像情報から表面流速を自動的に算出します。

■STIV手法による流速解析の原理

• 検査線上の画素情報を時間的に累積した時空間画像の作成
• 時空間画像の鮮明化処理
• 縞パターンの平均勾配の自動判別による表面流速算出

※2：STIV(Space-Time Image Velocimetry)は、時空間画像に現れる縞パターンの平均勾配を自動的に算出する手法