魚類飼育試験(毒性試験,成長試験,魚病試験など)
自社保有の飼育施設において、海水・淡水を問わず、さまざまな魚種・水生生物を用いた
各種飼育試験を実施し、データの収集、解析、評価等を行います。
- 化学分析・リスク評価
当社における分析・試験の拠点である環境創造研究所(静岡県)では、民間企業では数少ない自社保有の飼育施設を用いた魚類飼育試験を実施しています。
天然海水および地下水の供給により、海水魚、淡水魚を問わず飼育することが可能で、ブリ、マダイ、ヒラメ、ニジマス、アユ等の水産有用種をはじめ、さまざまな魚種・水生生物を用いて、目的に応じた飼育試験を実施し、データ収集から解析・評価に至るまで、一貫した試験体制で対応します。
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ワクチン開発に関わる攻撃試験や有効性試験など、隔離性の必要な飼育試験は、閉鎖系試験施設で実施が可能です。なお、かけ流し式飼育にも対応可能で、試験の内容に適した飼育方法が選択できます。
当施設(総床面積約190㎡)は用途別に5つの部屋から構成され、魚類飼育のほか、魚病細菌等病原体の培養・管理も可能です。飼育を行う蓄養室、試験室には、蓋付水槽、紫外線殺菌装置、ろ過槽などで構成された循環式飼育系統をそれぞれ2系統ずつ設置してあります。 系統ごとの加温冷却ユニットにより周年任意の飼育水温を設定でき、異なる環境設定での飼育試験を同時に実施することも可能です。
施設内排水は、一旦当施設専用の排水タンク(6t)に集積された後に外部へ排出されますが、特に病原体等使用時の排水については、このタンク内で塩素滅菌、中和等の処理を施した後、当研究所内の化学排水処理系へ排出することで周辺環境への安全性を確保します。