人工降雨・降雪実験調査
人工降雨・降雪実験調査に関する調査計画の立案、現地調査、解析、評価を
一環して実施できる技術と豊かな経験を有しています。
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- 降水中の雲の中の雲粒はほとんど氷点下でも凍らない過冷却の状態となっており、その中にわずかの氷粒子(氷晶)が存在しています。
- 0~-40℃の大気中に過冷却水滴と氷粒子が共存していると、水と氷の飽和水蒸気圧の違いにより、過冷却水滴から氷粒子に向かって水蒸気が流れ、氷粒子は昇華凝結により雪結晶として急速に成長します。
- 雪結晶は落下速度の違いにより集合し、雪片を形成します。雪片が下層の0℃より高温の気層に落ちてきて融けると地上では雨になります。
- 人工降雨・降雪とは、過冷却の雲粒の中に氷晶(たとえば、ドライアイス)や氷晶の核(たとえば、ヨウ化銀)をまくことによって、過冷却水滴の昇華凝結を促進させ、雨や雪を増やそうとする技術です。