国道道路改築委託(銚子大橋詳細設計渡河一般部)
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銚子大橋は、利根川の最下流に位置する千葉県と茨城県とを結ぶ全長約1,200mの橋梁です。旧橋は1962年に建設され、塩害による老朽化(重量制限有)や交通量の増加にともなう新橋架替にあたり、茨城県側の橋長512.9mの6径間連続鋼床版箱桁橋の設計・撤去計画を行いました。
- 鋼床版の疲労耐久性の向上
鋼床版は従来から舗装および疲労に関して課題が多い橋梁形式であるため、細部構造の検討を行い、当時の標準的な鋼床版に比べ疲労耐久性に優れる構造としました。 - 耐久性の向上
塗装仕様、防錆鉄筋、排水計画、細部構造にわたり耐久性向上を図り、舗装には砕石マスチック舗装、橋面防水工にはデッキプレート全面へのシート防水を採用しました。 - 架設計画および撤去計画
架橋位置の横断方向に河川条件が異なり、さらに、下流側に旧橋がある状況での架設となりました。河川条件と旧橋(障害物)を考慮し、桟橋からのトラッククレーン架設、張出架設、一括架設と3種類の上部工架設工法を提案しました。また、撤去時においても架設時と同様に、複数の上部工撤去工法を提案しました。
- 鋼床版の疲労耐久性の向上
事業区分 | 建設コンサルタント事業 |
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分野 | 交通・物流基盤 |
実施事項 | 長大橋の設計・撤去 |
発注者 | 千葉県銚子土木事務所 |
実施年度 | 2003 |
位置 | 茨城県、千葉県 |
キーワード | 鋼床版箱桁、変断面箱桁、ポータルラーメン、ケーソン基礎、鋼管矢板井筒基礎 |
表彰 | ー |