最上川上流河川整備検討業務
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一級河川最上川は山形・福島県境の西吾妻山を源流とし日本海に注ぐ、一つの都道府県のみを流域とする河川としては国内最長の河川です(流路延長229km、流域面積7,040km2)。
最上川上流部は複数の狭窄部(川幅が狭くなっている箇所)により盆地地形が分割されるという地形的特性をもっています。
当該区間について河道の変動状況を分析・評価し、河道管理上の要注意箇所を抽出し、現在の洪水に対する安全度を踏まえた効率的な段階整備を検討したものです。
河道の分析・評価では、狭窄部の上流側(一般的に洪水時に妨げになるため上流側で氾濫しやすく注意を要する箇所)に着目し、水理計算等による河道の分析・評価を行い、河道管理を行ううえで課題がある区間を抽出しました。
段階整備の検討では、最上川水系河川整備計画(2002年11月策定)をもとに、現在の洪水に対する安全度に対して最新の知見(地球温暖化に伴う気候変動の影響など)をもとに現在の河道管理を行ううえでの課題を抽出し、効率的な段階整備の目標案と整備計画の変更項目案を検討しました。
事業区分 | 建設コンサルタント事業 |
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分野 | 国土保全 |
実施事項 | 河川整備計画 |
発注者 | 国土交通省東北地方整備局山形河川国道事務所 |
実施年度 | 2015 |
位置 | 山形県 |
キーワード | 河道計画、河川整備計画、治水事業効果、遊水地、河道管理 |
表彰 | 所長表彰(会社) |