平成27年度 名古屋港新土砂処分場漁業影響検討業務

  • 名古屋港では、港内で発生する浚渫土砂の新たな処分場の整備が検討されています。処分場整備が検討されている海域では漁業が盛んであるため、整備にともなう漁業生物への影響が懸念されています。
    本業務は、処分場整備にともなう漁業生物への影響評価に向けて、将来予測に必要となる現地調査(水質、底質、生物、漁業実態)、予測計算に用いる数値シミュレーションモデル(伊勢湾シミュレーター)の再現性の確認、今後実施する影響予測の評価方針について、学識経験者の指導・助言を踏まえて検討したものです。
    現地調査により、処分場整備が検討されている海域を多くの漁業生物が生活や繁殖の場として利用しており、漁業活動が盛んである要因が確認されました。
    一方、数値シミュレーションモデルでは、現況の海域環境をおおむね精度良く再現できましたが、今後の影響評価に向けて、生物の補食-被食量等の再現性のさらなる向上が必要と考えられました。これらの検討成果を踏まえ、予測対象とする漁業生物の予測評価方針を取りまとめました。
    なお、本業務は、一般社団法人全国水産技術者協会と設計共同体で実施しました。

  • 平成27年度 名古屋港新土砂処分場漁業影響検討業務
    左上:伊勢湾の風景
    右上:調査で採集された魚類
    左下:潜水調査の風景
    右下:数値シミュレーションモデルによる計算結果
事業区分 環境コンサルタント事業
分野 環境評価・環境計画
実施事項 事業影響評価
発注者 国土交通省中部地方整備局名古屋港湾事務所
実施年度 2015
位置 愛知県、三重県
キーワード 伊勢湾、漁業影響評価、伊勢湾漁業影響調査委員会、漁業実態調査、数値シミュレーションモデル、伊勢湾シミュレーター
表彰 局長表彰(会社・個人)
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