平成25年度 金沢港・七尾港国有港湾施設老朽化点検調査
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2012年12月に中央高速道路で天井板が落下し、車両が巻き込まれる死亡事故が発生したことで、道路・橋梁や港湾施設などのインフラ老朽化がクローズアップされ、これらの緊急点検が全国規模で企画されました。本業務は金沢港と七尾港において点検を行ったものです。
人や車両が巻き込まれる陥没の原因となる地下の空洞化やその予兆となる土砂の流出、構造物倒壊など危険性の発見を重視した現地調査が行われました。地中レーダによる探査で空洞の発生が疑われる場所もありましたが、危険性の高いものは確認されませんでした。
潜水士による目視調査では、鋼矢板の腐食が進んで穴が開き、土砂流出が確認された施設が発見されました。防波堤は、ケーソンの側壁調査を行った結果、1箇所で消波ブロックが衝突して空いた穴が発見されました。ケーソン内部は開口部から小型カメラを挿入して観察し、中詰めされていた砂の流出状況を確認しました。
事業区分 | 建設コンサルタント事業 |
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分野 | 交通・物流基盤 |
実施事項 | 港湾施設老朽化調査・点検 |
発注者 | 国土交通省北陸地方整備局金沢港湾・空港整備事務所 |
実施年度 | 2013 |
位置 | 石川県 |
キーワード | 施設老朽化調査、維持管理、空洞調査、ナローマルチビーム、補修検討 |
表彰 | 所長表彰(会社・個人) |