令和6年度「中国インフラDX表彰」を2件受賞しました

  • サービス・技術
2025.01.29
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業務名 尾道糸崎港環境調査
業務概要 尾道糸崎港周辺において浚渫土砂を有効活用して整備した高尾地区の造成干潟を対象とし、アサリ等干潟底生生物の生育状況と生息環境の調査を行い、干潟造成による多面的な効果と改善課題を検討しました。
また、周辺の4地区の造成干潟を対象とし、干潟地形とアマモ場の面的分布調査を行い、ブルーカーボン生態系に資する知見を蓄積しました。
受賞のポイント
  • UAV(ドローン)調査や音響探査、水中カメラなど複数の調査方法を組み合わせ、効率的に干潟全体の高解像度地形特性とアマモ被度別分布を把握。
  • 干潟造成による多様な効果・価値について地元関係機関との円滑な合意形成に寄与、地域協働に貢献。
  • 従来技術者に頼っていた生物調査において、AI技術を活用し、データ処理作業の省力化や結果の汎用性を向上。
    ▹アサリ個体群の画像から大きさと個体数を自動判別。
    ▹アサリの成長と関係性が強い環境条件についての因子分析。
業務名 令和4年度元安川外高潮堤防整備方針検討業務
業務概要 元安川、旧太田川のバッファゾーン区間において、広島平和公園周辺のまちづくりと一体となった高潮堤防の整備についての検討および測量を行いました。
改修案の検討にあたって、デジタル技術を活用して現状地形の詳細把握やメタバースによる改修前後の影響変化を可視化し、関係機関との合意形成に努めました。
受賞のポイント
  • 仮想空間で再現するデジタルツインの作成を行い、バッファゾーンの地盤高や堤防沿いの支障物を詳細に把握。
  • メタバースの作成により、水位変化や天候変化についても再現しながら視覚的に分かりやすく整備効果を確認。改修時の景観比較や樹木、占用物への影響確認にも活用。

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