いであとブルーイノベーション、戦略的業務提携に関する覚書(MOU)を締結
~公共インフラ維持管理におけるドローン・ロボティクス技術を活用した新たなソリューション提供へ~
- サービス・技術
国内の公共インフラ(港湾、ダム、道路、橋梁、トンネル、上下水道など)の多くは高度経済成長期に建設されたもので、現在老朽化が進行し、その維持管理の負担が増大しています。特に、インフラ点検業務においては、DXの促進、効率化、安全性の確保、そして災害時の迅速な対応が求められています。
このような社会課題に対応するため、両社はそれぞれの強みを活かし、水域・陸域・空域のシームレスなドローン・ロボティクス技術やドローンポートシステム(BEPポート※1)等を活用した新たなソリューションを共同で開発することに合意しました。
いであは、環境現況の把握、環境アセスメント・環境計画、環境の現象解析、環境の保全・再生・創造などの環境コンサルタント事業、河川・港湾・空港・海岸や道路、橋梁の整備および保全、防災・減災対策・災害復旧などの社会基盤整備に関する建設コンサルタント事業を柱に、情報システム事業、海外事業も含めて、企画調査、分析・解析、予測・評価から計画・設計、維持管理に至るすべての段階において、社内で一貫して対応できる体制を構築し、付加価値の高いサービスを提供しています。現在の中期経営計画では、新規事業創出、IoT・ロボット・AIなど先端技術の利活用などを重点課題に掲げ、特に防災・減災、インフラ施設の老朽化対策、再生可能エネルギーやブルーカーボンなど脱炭素社会への対応などに注力しています。
一方、ブルーイノベーションは、複数のドローンやロボット、各種デバイスを遠隔・目視外で自動制御・連携させることができる「Blue Earth Platform®(BEP)」を軸とした点検ソリューションを開発・提供しており、業務の安全化、効率化、低コスト化を実現しています。 また、2016年より国土交通省や東京大学と物流のためのドローンの離発着場の共同研究を行い、ドローンポート(BEPポート)を開発し、現在ドローン物流の社会実装を推進しています。また、近年増えている災害に対し、ドローンポートを活用した災害時支援も行っており、豊富な実績を有しております。
両社が連携することで、公共インフラの点検・保守作業の効率化、災害時の迅速な対応力の向上を目指し、社会インフラの安全性と持続可能な発展に貢献していきます。
・点検ソリューション(プラント・工場・公共インフラなどのスマート点検、3D モデル化など)
・教育ソリューション(法人の人材育成、パイロット管理システム提供など)
・物流ソリューション(ドローンポートシステム提供など)
・ネクストソリューション(監視、清掃システム提供など)
http://www.blue-i.co.jp/