【新聞記事】いであ/中期計画/連結売上高230億円目標へ/環境を軸に新規事業創出も
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いであは2日、2022年から3カ年の中期経営計画を公表した。防災・減災やインフラ老朽化対策、再生可能エネルギーなど環境関連を軸にし、新規事業創出にも注力。24年12月期に連結ベースで売上高230億円(21年12月期206億円)を目指す。純利益率は5%以上(10.1%)を安定的に維持する。
新中期計画では▽防災・減災、国土強靱化への対応▽インフラ施設の老朽化対策▽土壌汚染・廃棄物対策-など10項目の重点事業分野を掲げた。技術開発や人材育成にも取り組み総合力を結集。環境コンサルタント事業のトップランナーを維持し、事業領域拡大と経営基盤の強化を目指す。
国内では流域治水や国土強靱化対策などを引き続き強化する。ICT(情報通信技術)も積極的に導入。開発した点検ロボットを活用し既設道路橋の調査・点検業務の受注拡大を狙う。海洋資源開発に伴い、ニーズが高まる海洋環境調査、再エネ関連の環境調査などを注力分野に挙げた。
脱炭素化を見据え、企業や自治体向けのTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)宣言への対応など、気候変動分野のコンサルティングサービスも伸ばす。静岡県焼津市の環境創造研究所に新研究棟を建設するなど、研究開発を促進し多様化する顧客ニーズに応える。
海外は政府開発援助(ODA)案件を中心に収益力を高める。ODA事業を手掛ける連結子会社のIdesとともに海外事業を成長分野として強化していく。