【新聞記事】いであ/海洋調査事業を拡大/ホバリング型AUV武器に
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いであは海洋調査分野で事業拡大を狙う。海洋資源の開発のほか、遠隔離島で深海の海底環境や生態系調査などを展開。自社開発のホバリング型AUV(自律型無人潜水機)「YOUZAN」のニーズが高まっており、新たな開発技術を付加した業務も複数受注しているという。洋上風力発電事業が本格化する中で、海を得意とする強みを生かして海洋調査や環境影響評価(環境アセス)、漁業影響調査などの受注も獲得していく。
1日に東京都内で開いた2023年12月期の決算説明会で、田畑彰久社長が明らかにした。田畑社長は「深海調査や外洋調査に注力したい。洋上風力発電事業を考えている」と述べた。
民間市場への展開も強化する。気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)や自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)対応へのニーズが高まっており、「これまでなかった大手企業を開拓している」と述べた。環境分野の経営課題へのコンサルティングサービスを本格化し、持続可能な経営を包括的に支援する。
24年12月期までを対象とする3カ年中期計画にも触れ「目標をしっかり達成したい」とした上で、「3月の総会後に本格的にプロジェクトチームを立ち上げて新中期計画を検討する」との方針を示した。