コンプライアンス

基本的考え方

当社では、企業が存続するためにはコンプライアンスの徹底が必要不可欠であるとの認識のもと、2003年5月に10原則からなる「いであ企業行動規範」(2006年6月改正)を定めました。その冒頭で「企業行動において法令遵守はもとより公正の倫理観を醸成し、社会に信用・信頼される企業となることを目指す」と宣言しており、これを当社のコンプライアンスの大前提として位置づけています。

企業行動規範

私たち「いであ」は社会基盤の形成と環境保全の総合コンサルタントとして、公正・独立の精神を旨とし、常に技術の創造と学術の探究につとめ、社業の発展と社員の福利向上をはかり、もって社会に貢献することを経営理念としています。

この理念を実現するにあたっては、何よりも社会から信頼される企業であることが強く求められています。そのため、次の10原則に基づく「いであ企業行動規範」を定め、企業行動において法令遵守はもとより公正の倫理観を醸成し、社会に信用・信頼される企業となることを目指します。

いであ企業行動規範
  • 法令遵守
    法令を遵守し、立法の趣旨に沿って公明正大な企業活動を遂行する。
  • 顧客の信頼獲得
    市場における自由な競争のもとに、顧客のニーズにかなうサービスを提供し、顧客の満足度を向上させるとともに、正しい情報を的確に提供し、顧客の信頼を獲得する。
  • 取引先との信頼関係
    公明正大な取引関係の上に取引先との信頼関係を築き、相互の発展を図る。
  • 株主・債権者の理解と支持
    公正かつ透明な企業経営により、株主・債権者の理解と支持を得る。
  • 社員・従業員の連携と自己発現への環境づくり
    社員・従業員が企業の一員として連帯感を持ち、自己の能力・活力を発揮できるような働きやすい環境づくりを行う。
  • 社会とのコミュニケーション
    広く社会とのコミュニケーションを図るため、社会の要求に耳を傾けるとともに、必要な企業情報を積極的に開示する。
  • 個人情報等の適正な管理
    個人等の情報、自社の秘密情報を適正に管理する。
  • 政治・行政との関係
    政治・行政と健全かつ透明な関係を維持する。
  • 反社会的勢力及び団体への対処
    社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力及び団体とは関係を持たない。
  • 地域社会との共生
    地域の発展と快適で安全な生活に資する活動に協力するなど、積極的に社会貢献活動を行う。

コンプライアンス推進体制

当社は、「内部統制システムの整備に関する基本方針」に基づき、内部統制システムを構築および運用し、内部統制を的確に推進するための体制と役割に関する基本事項を「内部統制基本規程」で定めています。内部統制を統括する部署として内部統制本部を設け、内部統制システムの構築および運用状況の有効性を評価・検討するために、コンプライアンス、情報管理、リスク管理、財務管理の4つの委員会を常設しています。

コンプライアンス委員会は、コンプライアンスに関する体制や重要方針に関する事項などについて、意思決定と施策の監視・評価を行っています。また、役員・従業員がコンプライアンスを正しく理解し、実践していくためにコンプライアンス・マニュアルを策定し、コンプライアンスに関する全社の方向性を定めた行動計画を作成しています。原則として、各本部・研究所・事業部・支社・支店・子会社にはコンプライアンス責任者を配置し、コンプライアンス委員会と緊密に連携しながら組織のコンプライアンスを推進しています。コンプライアンス委員会は、原則として隔月で開催し、内部統制システムに関するほかの委員会との連携を密にして、コンプライアンスの実効性を保持しています。

コンプライアンスに関する研修

コンプライアンス意識の向上やコンプライアンスに関する行動計画の周知・徹底のため、適宜研修を行っています。

相談窓口の設置

すべての役員・従業員が、企業行動規範の基本原則である「法令の遵守」の精神を理解し、公正で透明な企業風土の構築に努めています。コンプライアンスに関する相談や不正行為等の通報のために相談窓口を設置し、通報者の保護を徹底した内部通報制度を運用しています。