生物多様性保全への取り組み

事業を通じた生物多様性保全

当社は、主に事業を通じて生物多様性保全の推進、環境共生型施設等の提案を行っています。「生物・生態系の調査・解析」「生物多様性の保全・再生」に関する幅広い専門分野の技術者により、高度な技術や実験施設を活用した研究開発を行っており、事業を通じて生物多様性の保全に資する取り組みを実施しています。

生物多様性のための30by30アライアンスへの参加

  • 当社は、2030年までに陸と海の30%の保全を目指す目標である「30by30目標」について、環境省を含めた産民官17団体を発起人として発足した「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加しています。保護地域拡大の支援、保護地域および国際OECMデータベース登録を受けたサイト管理の支援等を通じて、30by30実現に向けて取り組んでいきます。

    【環境省報道発表資料】
    https://www.env.go.jp/press/110887.html

  • 30by30アライアンスロゴマーク
    30by30アライアンスロゴマーク

衰退するサンゴ礁生態系の再生

  • 世界のサンゴ礁は、地球温暖化による白化現象や表土の流出などで衰退傾向にあり、サンゴ礁生態系の修復や再生が喫緊の課題です。当社では、サンゴの親群体を傷つけないサンゴ幼生着床具による環境にやさしい再生技術や、事業などで消失するサンゴを、群集ごと大規模に移植する技術など、状況に応じてさまざまな技術を使い分け、サンゴ礁生態系の保全を支援しています。

  • サンゴ礁

藻場生態系の再生

  • 干潟や藻場は、基礎生産の場、魚介類の産卵場、仔稚魚の成育場、水質浄化の場、漁業生産の場、レクリエーションの場など、多様な機能を有します。近年では脱炭素社会の実現に向けて、温室効果ガスの吸収源となるブルーカーボン生態系としても注目を集めています。

    当社では、干潟や藻場の機能に関するさまざまな調査や、自然再生計画の立案を行い、干潟や藻場の保全や再生を支援しています。

  • ブルーカーボン生態系