自分の手で引いた線が形に
50年、100年と使える橋梁をつくる
- 橋梁部門
- 2016年入社 中途
工学研究科 都市・建築学専攻
自分の手で引いた線が形に
50年、100年と使える橋梁をつくる
橋梁部門
2016年入社 中途
工学研究科 都市・建築学専攻
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限られたリソースで橋を守る
現在の仕事内容を教えてください。
主に橋梁のメンテナンスに関わる業務に携わっています。高度経済成長期に整備された大量のインフラが経年劣化や災害により老朽化する一方で、少子高齢化や経済成長の鈍化によりインフラの新規整備や更新にかけられるリソースは限られています。そのような環境下で安全で円滑な交通を確保するため、今あるインフラを維持・修繕し長寿命化することをミッションとしてさまざまな業務を行っています。
「地図に残る仕事」をこの手で
印象に残っている仕事はありますか?
茨城県内の国道バイパスで設計を行った跨道橋の詳細設計業務です。中途入社後4年目に、初めて業務のメイン担当者として手掛けました。「地図に残る仕事」という言葉がありますが、自分が検討・整理して引いた線が、今後形になっていくのだなと、緊張しつつもワクワクしながら設計を行っていました。ときどき現場に出向いてコンクリートの構造物が実際に立ち上がる様子や橋桁架設工事を見学しています。工事の進捗・完成を楽しみにしながら仕事をしています。
管理技術者としてさらに成果を
今後の目標を教えてください。
最近「技術士」という資格を取得したので、今後は橋梁詳細設計を受注して管理技術者として携わりたいと考えています。自分が設計した橋梁が竣工した際、橋に設置される橋歴板に管理技術者の氏名が表示されます。プロジェクト全体の管理をするので、一技術者として携わっていたときよりも一層責任を感じますが、自身の知識・技術を研鑽しながら取り組みたいと思います。そしてさらに成果を上げて、よりよい社会・インフラ整備の実現に寄与したいです。いつか、自分の生まれ育った福島でも、橋梁の設計ができたらいいなと考えています。