技術・知識・経験を磨き駆使して
社会に貢献する使命
- 環境生物部門
- 1995年入社 新卒
水産学部 資源育成学科
技術・知識・経験を磨き駆使して
社会に貢献する使命
環境生物部門
1995年入社 新卒
水産学部 資源育成学科
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駿河湾の水を利用した環境研究
現在の仕事内容を教えてください。
水環境の水生生物の種査定・定量、および水生生物の生態や各種影響評価を把握するための生物実験等を行うセクションに所属しています。国や自治体、民間企業が河川、ダム、港湾等のインフラ整備を行う際、事前に環境・生態系への影響を調査・把握するのが私たちの役目です。私が勤務する環境創造研究所は駿河湾に面しており、潤沢な自然海水が取水できるほか、一級河川の大井川河口にも位置しており、その伏流水である豊富な地下水を生物飼育に利用することができます。環境に恵まれ、設備の整った研究所で、プランクトンから大型の海産魚類まで、さまざまな水生生物を用いた室内実験を行い、得られた知見を業務に活かせることが仕事の醍醐味です。
太平洋の真ん中で想像を超えた海の青に出会う
印象に残っているエピソードを教えてください。
日本から数千キロ離れた太平洋の真ん中にある、海山周辺での外洋調査航海に何回か行った経験があります。水深1,000mを超える海山上に生息する様々な深海生物を対象に、無人潜水艇を用いてベースライン調査を行いました。国、自治体、研究機関、民間企業などのさまざまな人々との良好なネットワークができ、自分自身の財産になっています。数週間に渡って揺れる船の上で調査をしていましたが、そのときに見た外洋域の海の色は、これまで見たことのない想像を超えた青さでした。
社外にもネットワークを広げ知識を増やそう
コンサルタントに必要な資質や姿勢を教えてください。
環境・生態系を扱うコンサルタントは、自身が持つ技術、知識、経験を駆使して社会に貢献する技術者です。専門領域について常に新しい情報や知識を得ることに加え、専門領域以外の多くの社会課題について関心を持っておくことが求められます。また、新しい情報や知識は人との関わりの中で得られることも多く、社内のみならず広く社外にもネットワークを構築しておくことが大事です。なによりもこのようなプロセスを自分自身が心から楽しめることが一番ではないでしょうか。