中期経営計画

第6次中期経営計画(2025~2027年)の概要

スローガン

DX推進と共創による新たな価値創造に向けた変革への挑戦

当社グループを取り巻く社会課題は多様化・複雑化しており、今後10年先を見据えると、社会環境や社会構造の変化、テクノロジーの進化などによって、事業環境は大きく変化していくものと予想されます。このような状況のなか、当社グループでは、安定的な経営の実現と持続的な成長を遂げていくために2035年に目指す姿を定め、優先して取り組むべき7つのマテリアリティ(サステナビリティ重要課題)を特定しました。

この目指す姿を実現するために、2025年から3か年の第6次中期経営計画を策定し「DX推進と共創による新たな価値創造に向けた変革への挑戦」をスローガンに掲げ、マテリアリティに対応した5つの成長戦略を大きな柱として設定し、全社一丸となって具体的な施策に取り組んでまいります。

最終年である第60期(2027年12月期)には、連結売上高268億円、営業利益率12%程度の維持を目標としています。

中計
マテリアリティ

5つの成長戦略

  • 事業戦略
    独自性・優位性の確立・強化と市場プレゼンスの拡大

    重点事業分野に経営資源を投入し、DXの推進などによるビジネスモデルの変革と社内外の多様なプロフェッショナルの共創によるイノベーションの創出やIoT・ロボット・AI等の先端技術の活用などを通じて新たな価値を創造し、独自性・優位性を確立・強化するとともに、市場プレゼンス(受注、売上、認知度など)の拡大を目指してまいります。また、民間・個人向けサービスやものづくりにおいても取り組みを強化してまいります。

    【主な重点事業分野】

    • 災害リスクに対する防災・減災、国土強靭化への対応
    • インフラ施設の老朽化対策
    • 土壌汚染・廃棄物対策
    • PFASなど微量化学物質の分析や健康へのリスク評価・解析
    • 洋上風力発電などの再生可能エネルギー導入やブルーカーボンの創出など脱炭素社会の実現に向けた各種調査
    • 外洋の環境調査および海洋資源開発に伴う環境・生態系調査
    • 水中ロボティクス事業(AUVの設計製作・運用支援)
    • 生物多様性の維持・回復と持続的な利用
    • 環境面の経営課題を解決する民間コンサルティング
    • 海外事業における事業領域の拡大、新規顧客の開拓
  • DX戦略
    生産性向上とビジネスモデルの変革

    AIやデータ活用などのDX人財の確保・育成や社内業務・人財情報の統合的な活用を実施し、DXの推進による生産性向上を図ります。また、AI関連の技術開発と業務への利活用支援とともに、新規事業の創出や事業展開の加速、社内外の共創推進など、事業におけるDXの推進によりビジネスモデルの変革を進めてまいります。

  • 人事戦略
    戦略的・機動的な生産体制の構築とウェルビーイングの向上

    経営戦略に沿った適正な人員配置や、人財の確保・育成などの人的資本投資を通じて、戦略的・機動的な生産体制を構築してまいります。また、多様な人財が自身の専門性や強みを活かして活躍できる、社員一人ひとりが働きがいのある職場環境を整備し、ウェルビーイングの向上を図ることで、組織と社員がともに成長し続けられる会社を目指してまいります。

  • 財務戦略
    成長・注力分野に向けた投資と経営基盤の強化

    各戦略を果敢に実行していくための新規事業および事業拡大に向けた技術開発や調査・分析機器の整備など、成長・注力分野に向けた投資のほか、基幹系システムやサイバーセキュリティ対策に関するIT基盤整備など、経営基盤強化に向けた投資を積極的に実施してまいります。また、事業部門における事業分野の選択と集中および資本効率の向上にも取り組んでまいります。

  • サステナビリティ戦略
    持続可能な社会への貢献と企業価値の向上

    サステナビリティ経営の推進における重点的な取り組みとして、ガバナンス体制および内部統制の高度化による経営基盤の強化やIR・SR活動の充実に注力するとともに、カーボンニュートラルの実現に向けたCO₂排出量削減や資源循環など環境負荷低減の取り組みを推進します。これらを通じて、ステークホルダーとのより深い信頼関係を構築し、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上に取り組んでまいります。

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