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プロジェクト紹介

平成27年度 設楽ダム希少魚類飼育繁殖業務

ネコギギ・ギギ
左上:飼育施設で増殖したネコギギへの給餌の様子
右上:CCDカメラを使用して撮影した隠れ家内のネコギギ親魚
左下:人工授精により受精したギギの卵(発眼卵)
右下:飼育施設で増やして放流したネコギギ
事業区分 環境コンサルタント事業
分野 自然環境保全
実施事項 希少淡水魚保全対策・飼育試験
発注者 国土交通省中部地方整備局設楽ダム工事事務所
実施年度 2016
位置 愛知県
概要
本業務では、設楽ダム事業予定地周辺に生息する希少淡水魚の適切な保全対策検討の一環として、国の天然記念物であるネコギギ(ナマズの仲間)の飼育・繁殖を行いました。
川で採捕してきたネコギギや飼育施設で増やしたネコギギを水槽や人工の池で飼育して人工繁殖を行いました。うまく繁殖させるために、季節に合わせた水温管理、繁殖に必要な栄養素を含む餌の給餌、排卵を誘発するホルモン剤の投与タイミングや回数の調整、繁殖生態を考えた隠れ家の配置などに工夫をしたことで、7ペアが産卵し、孵化まで至りました。
一方、ネコギギの人工授精(魚から採卵して人の手で受精させる方法)の手法検討の前段として、ネコギギの近縁種であるギギを用いた試験にも取り組みました。その結果、3例から多数の仔魚を孵化させることに成功し、ギギの人工授精が可能であることを確認しました。
また、飼育施設で増やしたネコギギを河川へ放流する実験も行いました。放流場所には、ネコギギが生息できる環境を整えるために、飼育から得られた情報を活かしたネコギギの住みかとなる構造物を設置しました。放流後の生息状況を確認するためのモニタリング調査も実施されており、確認状況からは新たな情報が得られています。
キーワード 希少種の飼育繁殖ネコギギ、天然記念物、貴重種保全、繁殖調査、飼育実験、環境保全措置、放流実験、人工授精
管理技術者 南野 洋孝
担当技術者 小澤 英樹, 山口 友樹, 井口 謙, 工藤 慶庸, 櫻井 秀明, 萩原 匠, 一柳 昌史, 猪苗代 盛達, 権田 基
表彰 所長表彰(会社)
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